🌌 星降祭（せいこうさい）

冒険者が日々積み重ねた挑戦は、
"貢献値（CP）"として蓄光石に蓄えられる。

その歩みが一定に達したとき、
冒険者にはひとつの光―― ルミナ が宿る。

ルミナはひとりにつきひとつだけ。
しかしその輝きの強さは、どれだけ貢献したかによって異なり、
強く輝くほど王国に深く認められた証とされる。

そして――
王国全体がルミナを宿した者たちの光で満ちたとき、
ギルド主催の特別な祝祭 星降祭（ギルド還元祭） が開かれる。

星降祭は、ルミナを宿す冒険者だけが招かれる秘儀。
祭の夜、天空には 五つの等星 が姿を現し、
強く輝く星から順に、地上へ "加護" を降らせていく。

舞い降りた加護の光は地上のルミナに呼応し、
強い輝きを持つルミナほど、星の加護を導きやすいと伝えられている。

ただし、
すべてのルミナが加護と巡り合うとは限らない。
ひとつのルミナが受け取る加護は、あるとしてもひとつだけ。

祭が終わると、役割を終えたルミナは光となって天に還り、
冒険者の次なる旅路を、静かに見守るという。